薬の研究開発が進むなか抱える費用の問題

最近、”オプジーボ”で知られる抗がん剤治療薬が半額に値下がりしたことは大きなニュースになりました。
これは、数千万円単位の金額に対して高額すぎることから厚生労働省が単価の値下げを認可したものです。

しかし、単価が下がっても効果が期待できるのは投与された患者の3割程度と予測されています。
つまり数千万円の金額を払っても何も効き目がない人もいるという話です。

また、精神医療では大塚製薬から約10年前に日本で発売された”エビリファイ”という薬が注目を集めました。
こちらも、精神科医の特効薬と言われるほど効き目が良好であるため非常に高額です。

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一錠あたりの単価を他の薬と比較すると約50倍~100倍近い単価となっています。
2015年頃には特許が切れると言われていますが、仮に後発薬が出ても原価の6割程度の値段に留まります。

一方で薬屋は儲かるとよく言われますが、その裏には大変な苦労が重なっていることも事実です。
研究費用や実験費用、そして申請などの手間を考えると膨大なコストがかかっています。

おそらくTPP交渉で薬の関税に関して決着が付かない理由はこの膨大なコストも関係していると考えられます。
仮に1割でも関税を安くしたり高くしたりしたら製薬会社は大きな打撃を受けます。

その面で考えると、先のオプジーボは半額分の値下げですから、思い切った判断だと思います。

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