ストーカー規制法が改正されました
ネット上でのつきまといを未然に防止するために、新たに規制を盛り込んだ改正ストーカー規制法」が3日施行されました。また、これまでは禁止命令については警察による事前警告がありましたが、こちらも事前警告無しで命令を出せるようになり、6月14日付で施行されます。
追加されたストーカー規制の内容
- 会員制交流サイト(SNS)によるメッセージの連続送信やブログへの執拗な書き込みを規制対象に追加
- ストーカー行為を現行の懲役刑6ヶ月以下から1年以下に引き上げ
- 親告罪から非親告罪に変更して、被害者が告訴しなくても起訴ができるようになる
- ストーカー行為をする恐れがある人物と知りながら被害者の情報を提供することを禁止
中高生らを中心に深刻化しているネット上でのつきまといに規制強化することで凶悪事件を未然に防ぐ狙いとなります。
ストーカー規制法の発端
発端は、昨年5月に東京で音楽活動をしていた冨田真由さんがファンの男にツイッターで執拗な書き込みをされ、刃物で刺され重体となった事件がきっかけです。
富田さんはその後手記を公開、それには生永眠に関するSNSの書き込みが毎日のようにされるようになり、警察へ「殺されるかもしれない」と何度も相談したが、危険性はないと判断されたそうです。
富田さんの手記には警察の適当な対応が綴られている
男女2人の生活安全課の方が対応をしてくれて、主に女性が話を聞いてくれました。平成26年の6月からSNSへの書き込みが始まったこと、生き永眠にに関する書き込みが頻繁にあること、友人のSNSにも迷惑な書き込みがされていること、ライブ終了後にストーカー行為をされ命の危険を感じていたことを、持っていった資料を見ながら、特に危険だと感じていたものに関してはひとつひとつ説明をし、「殺されるかもしれない」と不安や恐怖を訴えました。資料が多かったため、後でゆっくり読ませてもらうと女性の方に言われましたが、ストーカー行為をされたことに関しては、そのときの状況を何度も説明すると、頷きながら聞かれていたので、理解してくれたのだと思っていました。
「何かあればこちらから連絡します」と言われました。その後相談から事件までの間に、担当者から3回ほど電話がかかってきましたが、私のことを聞かれたのはそのうち1回だけでした。
警察からの聴取の際、挨拶が終わった後の最初の言葉が「本当に殺されるかもしれないと言ったんですか」でした。
母も、警察に何度も訴えてくれました。これだけは間違いありません。この事実を警察が認めないことに、怒りを通り越して、悲しみを感じています。
今思うと、相談した際に、女性の警察官がほとんどメモを取らずに話を聞いていたことや、男性の警察官が「他の事件が忙しい」と言い何度も部屋を出入りしていたことから、私の相談を軽い気持ちで聞いていた
相談した担当者に直接話を聞かせてほしいと何度もお願いしてきましたが、組織として対応していますと、一切取り合ってもらえませんでした。
武蔵野署の署長からは形ばかりの謝罪がありましたが、「少しお元気になられたようですが」と、傷つく言葉がかけられました
本事案発生後の取り組みを拝見しましたが、警察がこの事件のことを本当に反省してくれていないと、また同じことが繰り返されるのではないかと心配です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161216-00005482-bengocom-soci
今回の改正に対してネットでの意見は
改正になってもやる奴はやるんだろうな。
昔よく聞いた
「彼に猛烈アタックして結婚にした」
なんて武勇伝は今後なくなるのだろうな。
猛烈アタックで即逮捕だろう。
ますます少子化が進む。
これ…暫く経ったら被害者側が言いたい放題言って問題が起こる気がする。
よく考えたら何言っても守られるわけだから。
これでどうしようもないのならば、そろそろSNSを運営している企業がシステムに対する何らかの規制とか監視の強化されそうですね。国が規制するのか企業が主体的に活動するのか…。スパム対策など非常に進んでいますし、執拗な書き込みもスパムと同じ扱いのアルゴリズムによるブロックや通報など、対策するのは可能と思われます。
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