マンガ表現は規制との戦い、有名漫画家も焚書になる事

月刊スピリッツにて漫画を連載中の、漫画家山田玲司氏が、2/1に配信された「ニコ論壇時評」にて、「マンガ表現は、そもそも弾圧の対象だった」と、過去にあった表現規制の様々な事例を説明した。
放送内で語られ、今の若い人などからは信じられない事例が、1960~70年代にはあった。
その代表的な事例は、焚書である。

焚書とは、Wikiによれば『書物を焼却する行為で、言論統制、検閲、禁書などの一種でもあり、特定の思想や宗教、学問の排斥行為に用いられる場合もある』と書かれている様に、害悪をもたらすものとして焼却処分に合うという事。

その槍玉に挙げられたのが、漫画の神様と言われる手塚治虫氏。

映画の手法を漫画の中に取り入れた事により、今までの風刺的な狭いジャンルから、一気に物語性を帯びて表現が豊かになった事により、「あれもダメ、これもダメ」といったバッシングが始まる。

「鉄腕アトム」や「ブラックジャック」などの有名な作品ではあまり見受けられないが、短編集などで描かれている作品では、とてもセクシャルな描写が中心となった作品も少なくない。

また有名な所では、永井豪氏が描いた「ハレンチ学園」などは、スカートめくりと言うちょっとしたギャグ要素さえ、当時のPTAから猛抗議を受け、さらに性描写や教師批判と言った内容が、有害図書指定を受ける可能性すらあった程だ。

逆に80年代は、著作権がフリー化したとも取れるほど、他の作品のキャラクターや、実在の人物がマンガの中に登場する事も珍しくなかった。

90年代に入り、再び規制強化の流れが出てくるなど、漫画作品は常に規制強化の矛先に晒されている存在であるという事を、忘れてはならないだろう。

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