ハリウッドがセクハラ?衝撃的なニュースは瞬く間に世界へ広がり、日本のマスコミでも注目の的です。知らない人も多いと思いますが、ハーベイ・ワインスタインはハリウッド界の大物プロデューサー。
70年代に弟と一緒に映画会社ミラマックスを立ち上げ、80年代、90年代には各界から高評価を得て興行面でも成功をおさめます。以降、オスカー賞をとることに情熱を傾けるようになったワインスタインは、オスカーキャンペーンなるものを展開します。
策が功を奏して「恋におちたシェイクスピア」と「シカゴ」が、作品賞に輝き「グッド・ウィル・ハンティング~旅立ち~」でマットデイモンやベンアフレックをスターにまで押し上げました。
近年では、「アーティスト」「英国王のスピーチ」がオスカー作品賞を受賞しています。
ハーベイ・ワインスタインの暴露記事を皮切りに、セクハラ告発が加速
きっかけは「New York Times」に掲載された告発記事でした。ハリウッドの大物プロデューサーであるハーベイ・ワインスタインに関するセクハラ記事が大きく掲載されたのです。
実は、少し前からワインスタインに目を付けて記事を掲載すべく「New York Times」と「New Yorker」の2社が動いていたそうです。ワインスタイン本人もそのことに気が付いており、阻止しようと試みたものの無駄に終わったということです。
衝撃的だったのは、ワインスタインがセクハラだけでなくレイプまでも行っていたということです。ニューヨーク警察が保管していた証拠音声までもが公表されてしまいました。
10代、20代だった被害者たちは、年齢を重ねて告発を選択!時代の流れも後押しした
ワインスタインは30年以上にわたってセクハラを行っていたということです。なぜ、今になって告発が相次いだのでしょうか。被害者たちは当時、10代、20代と非常に若く地位も名声もありませんでした。対するワインスタインは権力者です。抗議してももみ潰されるのは目に見えていました。
彼女たちが成長して、押しも押されぬ大女優となった今になって逆襲がはじまったのです。標的の的となったワインスタインは現在、休職中。彼自身が設立した会社は、ワインスタインをクビにする決定を下しました。
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