うたのお兄さんが歌い、絵本作家ののぶみさんが作詞をした曲が批判の的となり、のぶみさんが謝罪をするという事態になりました。問題の歌は「あたしお母さんだから」
「あたしお母さんだから」のフレーズが繰り返し出てきて、育児に奮闘する母親の様子がリアルに描き出されます。一見すると良い歌のように思えますが、味方によっては指摘にあるような「自己犠牲を強いる」部分もあるのかな…。

問題になっている歌詞全文
皆さんはどう思われますか?世の中の”母”の意見を聞いてみましょう。
芸能界の母、上沼恵美子さんは「どこが悪いの」

どこが悪いの!
子育ても仕事もこなすパワフルママの上沼恵美子さんは、25日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」(日曜前11・40)で、「あたしお母さんだから」の全文を読んだ後に
「どこが悪いの」
と一言。
しかしながら
「お母さんだから、お母さんだからってところかな」
とも話していて、今のママ世代に理解を示す態度でした。
歌人の母、俵万智さんは「息苦しさを感じました」

親は子を育ててきたと言うけれど勝手に赤い畑のトマト(『サラダ記念日』)
「サラダ記念日」で有名な歌人、俵万智さんは未婚で長男を育てているママです。「あたしお母さんだから」の歌詞については
「母親の我慢や自己犠牲を美化している感じがあり、その点は息苦しさを感じました。」
と、今のママたちの意見に同調する意見です。
ただ、歌人として最後の結びを高く評価しています。
「数多の苦しい経験を経て、“おかあさんになれてよかった”と結ぶところは、とてもいい。ここに説得力を感じるかどうかですね」
感じ方は、人それぞれだけど…「お母さんだから」の連呼はちょっと重いかも…
現代の子育てが昔の子育てとは変化していて、母親の捉え方も様々です。ママになっても仕事を続ける人もいますし、お洒落をして出かけるママもたくさんいます。
母親も多様化している中で、一つの価値観を前面に押し出すような歌詞だとなかなか受け入れられずらいのかなとも思います。今回の騒動でわかることは、母親像が昔とは変化していて、しかもそれは一つではないということではないでしょうか。
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