火曜日9時からのフジテレビドラマが、大健闘していると話題です。坂口健太郎さん主演の「シグナル」は、サスペンスドラマでも一味違います。作り込まれたストーリーと、豪華俳優陣の共演によってかなり見ごたえのある作品に仕上がってます。
加えて、殺人犯の家族関係や当事者の気持ち、被害者家族の思いなど、かなり繊細な感情表現が描かれています。サスペンスドラマでありながら、ヒューマンドラマとしての要素も持ち合わせています。派手さはないけれど、じわじわくるドラマとして視聴者の心を捉えている「シグナル」の特徴を見ていきましょう。
過去と未来が錯綜する異色のサスペンスドラマ

シンプルな衣装をかっこよく着こなす坂口さん
事件が起きて、名物探偵が登場といったサスペンスドラマは数多くあります。定番のタイプも一定の需要はあると思いますが、差別化を図ることはできません。「シグナル」は同じサスペンスでも過去と未来が錯綜するといった、複雑なストーリーで異色のサスペンスドラマに仕上がっています。
ただ、じっくり集中して見られるときは良いのですが、少し目を離すと話の展開に着いていけない時があるので、要注意です!
演技力のある俳優陣がわきを固め、主演の坂口健太郎さんも大健闘

紅一点の吉瀬美智子さん演じるは、強気の女性警察官
渡部篤郎さんや北村一輝さんなど演技派俳優が、わきを固めているからそれだけでかなり見ごたえのあるシーンが満載です。主演の坂口健太郎さんも、若いながらも演技力のある俳優さんで、過去と繋がる不思議な能力を持つ人物で、かなり謎めいている…といった難しい役どころを熱演しています。
犯人の家族や遺族などの感情や人間関係をも描き出すヒューマンドラマの一面も
「シグナル」はサスペンス+ヒューマン+社会派といった様々な要素を持つドラマということができます。被害者遺族の癒えることない悲しみ、憎しみ、加害者家族の複雑な心境などを細かく描いているところが素晴らしいです。
司法制度の在り方などを問う場面もあって、社会派ドラマとしても楽しめる一作です!
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