飲食店に訪れたお客が、お店を点数付けして評価するサイト「食べログ」。
近くに美味しい店はないかな?
来週の同窓会どこの店にしよう?
こんな時に食べログやぐるなびなどの飲食店検索サービスはとで便利ですよね。
ぐるナビやホットペッパーグルメなどが台頭し、飲食店検索といえばおおよそこの二つのサイトだった時代に食べログが割って入れた理由があります。
それは、お客側がお金を払うシステムだったことによります。
つまり、ぐるナビやホットペッパーはお店が掲載料を払いネットで広告をうつ媒体だったのに対して、食べログはお客がプレミアム会員などに入ると有料になるところと、広告料が主な収入源だったことです。
掲載料を多く払ったお店が、多く表示されて有名店として特集で扱われ、掲載料が出せない店は集客力が足りずひっそりと消えていく。
そんな構図に一石を投じたのが「食べログ」だった。
お客がお店を評価してその評価を別のお客が見て、行く店を決める。
既にあった飲食店検索サービスの後を追いかける形で始まったのでは無く、真っ向から対抗するサービスでした。
そんな、飲食店の味方だった「食べログ」に飲食店経営者達が悲鳴をあげているのはなぜでしょうか。
食べログの基本姿勢を変えた新プランスタート
2017年に食べログが契約形態を新プランに本格的に変え始めました。
新プランは食べログ上で、即予約システムを予約するとお店側が食べログへ手数料を払うというシステムです。
ディナーで一人当たり200円、ランチで100円の手数料がかかります。
同年6月で5000件ほどだった新プラン契約数は18年6月には2万6千件へと大きく拡大しました。
お店側から料金を取り出した食べログはもはや、過去に対抗していたはずの他の飲食店検索サービスと変わらなくなってしまった。
上位表示サービスも、食べログの有料サービスを多く使っているお店の方が有利な表示をされる。
お店としては、ディナーで一人当たり200円の手数料はなんとかギリギリ考えられる手数料だが、ランチの100円は高すぎるとしか思えない。
だが飲食店としては集客のために利用し続けなくてはならないのが現状。
こうした圧迫をうけて、飲食店では直接電話して予約してほしいと悲鳴もあがっている。
食べログ側はこの事について
口コミというのはあくまで食べログの強みのうちの一つ。
食べログの情報量の豊富さを求めて利用してくれる消費者が多いので、どれだけ消費者をお店に呼び込めたかで手数料が発生するのは当たり前のこと。
加えて、お店が食べログに支払う料金によってお店の評価が操作されることは無い。
そこさえ守っていれば特に問題はない。
という見解のようです。
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