12月26日、政府は商業捕鯨の再開を見据えて30年ぶりにIWCを脱退することを表明しました。
国際捕鯨委員会(IWC)は、捕鯨国が捕獲する枠を決めるための組織でしたが、いつからか環境保護機運が高まり、加盟国の過半数が反捕鯨国となっています。
IWC加盟国で捕鯨支持国は41か国で、日本・モロッコ・ノルウェー・パラオなどで、反捕鯨支持国は、インド・南アフリカ・イギリス・米国・オーストラリアなどの国があります。
特にオーストラリアの反捕鯨支持率は94%と高いものとなっています。
オーストラリアではクジラを神聖な生き物とみる部分もあるようで、文化的な面もあるようですが、一方で毎年カンガルーが3万~6万引き射殺されたり撲殺されたりしているようです。
日本人の反応は・・・
日本がIWCから脱退することについてのアンケートでは、63%が賛成しています。
そもそも日本がなぜ捕鯨するかご存知でしょうか?
日本は名目上では「調査捕鯨」としており、商業目的ではないとしています。
鯨種の調査のためであり、絶滅の危機に瀕しているようなシロナガスクジラなどは捕獲しないこととなっています。
捕鯨した鯨が加工されて市場に販売されていますが、これは国際捕鯨取締条約で捕獲した鯨は調査後には可能な限り加工して利用しなければならないと規定されているからです。
他国との文化の違いがあるので、決められた種の捕獲の可否は国際的に全て合わせるということは不可能に近いでしょうが、日本の捕鯨という文化を見つめなおすことはあっても、他国の意見に流されてはいけないとも考えてしまいますね。
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