熱気冷めることを知らない自動車業界では、近頃、高性能な安全機能や一部自動運転への移行の流れなどどんどんと未来的な車が登場しています。BMWでは初のEV車(電気自動車)、「ヴィジョンiNEXT」が発表されました。
そんなBMWジャンパンから各正規販売店の店舗にて、商談時や試乗車がない場合にでも疑似体験が出来るスマートグラスの導入を行うと発表がありました。
通常であれば、販売店に来店した際お目当てのモデルの試乗車がなかった場合には、もちろん走行して体感することは出来ません。
そのため事前の試乗予約がマストになってきます。
しかし、今回はBMWジャンパンが取り入れたスマートグラスがあれば、実際の風景に合わせてバーチャル映像を重ねて観ることが出来るので、いかにも試乗しているかのようなリアルなドライブ体験が可能になる画期的なシステムです。
BMWは2014年からどこよりも早くスマートグラスのAR(拡張現実)を生産工程や修理時に活用し、スマートグラスをかけるだけで手順が映し出されて、実際の手元と照らし合わせしながら作業が行えるという新しい方法で効率向上化など図ってきました。
今度は販売店でお客様へ手軽に分かりやすくBMW車の魅力を伝えられるツールとして導入をいち早く行ってきました。
これによって、セールスマンは商談を進めやすくなり、お客様も購入時に納得して成約することが出来ます。
さらに、気になる車の「疑似体験比べ」が販売店の中で簡単に出来てしまうわけです。
車選びにかかる時間の短縮やよりリアルに目利きすることが可能になりその場で疑問解消も行えるわけです。
今後の自動車業界は、最終的な購入スタイルとしてEコマースを目指していると考えられます。
Eコマースとは、ネットショッピングです。服や日用品もネットショッピングが当たり前となり、実店舗はめっきり減ってきました。どの業界も次の目指す通過点はフルEコマースなのです。
車を販売店へ来場せずとも自宅のスマートグラスなどで、外観や内装、カラーセレクトのイメージ、走行体験などを行えてパソコンやスマホひとつで商談や成約が完了して、自宅に車が配送されてくる。
嘘のような話に今は思えますが、BMW︎ジャパンがスマートグラスを導入したように、売り方と買い方は今後さらに進化を遂げると思います。
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