アメリカの脱退声明にブラジルも続く イデオロギーに偏った機関は不要と主張

世界中で高まるWHOへの不信感

先日、米国のトランプ大統領がWHOを脱退する旨を明かしたのは記憶に新しい出来事ですが、このニュースにさらなる進展が生じました。

ブラジルのボルソナロ大統領が5日、世界保健機関であるWHOが「政治的に偏っている」として脱退を検討する意向を示したのです。

これまでにWHOは中国に同調した態度が目立っており、それに反発したアメリカに続いてブラジルが声明を発表したということになります。

ボルソナロ大統領は「(WHOが)一切のイデオロギーを排した活動をしない限り、我々も抜けることになるだろう」と続けており、国際社会の政治に干渉しようとしているのではないか? と疑念の目を向けられているWHOにとっては冷や水を浴びせられたことに。

そもそも、世界保険機関とは人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関。

特定の政治事情、いわゆるイデオロギーが介入してはならないと主張するボルソナロ大統領の発言には同意の声が相次いでいます。WHOは政治介入に関して否定をしてはいるものの、疑惑が消えないというのが現状です。

また、WHOに関してはアメリカやブラジル以外の国であっても思うところが多いようです。海外の匿名掲示板などでは「Who’s liar?(いったい誰が嘘つきなんだ?)」といったジョークが飛び交う様子が見られますし、軽く冗談にはしているものの、国民の間でWHOに対する疑念が広まっているのは間違いありません。

はたして、当初の崇高な理念をWHOが再び取り戻し、人々からの深い尊敬の念を得ることはできるでしょうか? 今後の世界でWHOがどのような立ち回りを見せるのか、注目が集まります。

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